昨日、奈良からの帰途。
筋トレ仲間のグループLINEに、ストロング安田さんから連絡がありました。
「ストロングデポメンバーの笠松博次さんが亡くなりました。享年は53歳です。通夜、告別式の予定はまだ聞いておりません。」
なにかの間違いであって欲しいと思っていましたが・・
本日、株式会社 パワーフラッシュのFacebookからも、訃報の発表がありました。
障がいスポーツの発展とトレーニングや健康増進など、東京オリンピック・パラリンピックにも御尽力されていたのに、本当に残念です。
グアムボディビル協会と日本ボディビル連盟の架け橋として表彰された、2010年グアムボディビルディング マスタークラスチャンピオンの笠松博次さん。
笠松さんとの出会いは、2012年のボディビル日本選手権でした。ボディビル界のアニキ吉田真人さんや当時競技に復帰したばかりの道田泰三選手と一緒に食事したのがキッカケです。
その後、会う度に「いつもボディビルの普及活動ありがとうございます。」と笑顔で話しかけてくれました。
STRONG DEPOT リニューアルオープンでは、HOT RINGのLIVEで盛り上げてくれました。
多才多芸で、素晴らしい方でした。ご冥福をお祈りします。
肉親が死ぬと、殺生が遠ざかる。
一片の塵芥(ごみ)だと思っていた肩口の羽虫に命の圧力を感じる。 草を歩けば草の下に命が匂う。信仰心というのはこんな浅墓な日常のいきさつの中で育まれるものか。
老いた者の、生きものに対するやさしさは、ひとつにはその人の身辺にそれだけ多くの死を所有したことのあらわれと言えるのかもしれない。
これは、写真家・藤原新也の『メメント・モリ』にあった言葉です。
20代の頃に出逢った本です。
この言葉を唱えれば、「死」という避けては通れない出来事も受け入れられそうな気がします。
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