看護師国家試験の合格発表の日ですね。
「なんで金曜日の午後2時なの?遅すぎない?」とか、「4月1日から働くのに手続きや申請する時間が少なくて、もう少し考えて欲しい。」とか思ってるんでしょうね。
でも、合格発表が4月の半ばという時代もあったそうで、 就職して働いているのに、不合格なんて悲惨なパターンよりは、よっぽどマシですね、今は。
私が受験したのは第93回看護師国家試験でした。初めて必修問題が導入され、この年から試験問題の持ち帰りが認められなくなったことで,成績が受験者に通知されるようになり、合格基準と受験者の得点、判定結果が葉書で通知されました。専用のウェブサイトでの合格発表を導入したのも、確か第93回からです。
今では考えられませんが、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・歯科衛生士など、厚生省管轄の国家資格試験合格者の氏名は新聞に掲載されました。私の名前を新聞でみつけた幼馴染の母親から「おめでとう!」と電話があったのを覚えています。個人情報が野放しの前時代的な話ですね。
2021年現在では、資格試験では、官報で合格者の氏名が発表される試験がいくつかあるくらいです。
時代が変わっても、Twitterなんか見てると「あんなの勉強しても取れない」「過去問が全く当てにならなかった」などと不満タラタラ書き込んでる人は一定数いるようです。中には、試験を所管する厚労省を攻撃する言葉も並んでいたりして、穏やかではありません。
でも、過去問そのまま一語一句変わらず出るワケないし、読解力があればアレンジされた問題にも対応できるというもんです。教えてもらってない、勉強しても取れないって文句言って、やっぱり不合格だった人は、読み解く力をつけないと来年も合格できませんよ。
あと45分後に看護師国家試験合格発表です。
合格した人も不合格の人も、もうすぐ大変な1年目が始まります。
コメント